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3Dプリンターの家 住宅ローンから世界は脱却できるか?

3Dプリンターの家 住宅ローンから世界は脱却できるか?

技術の進化は日進月歩。

3Dプリンターもついにここまで来たかと思いました。

3Dプリンターで家が作れる様になると。

写真はセレンディックスという会社のもの。https://serendix.jp/

 

個人的には、3Dプリンター住宅は3つの素晴らしいポイントがあると感じています。

 

1 極小で激短住宅ローンは正義である

まず、最大のポイントは安さ。

セレンディックスさんのHPによると、10平方メートルの小型の建物が330万円という金額らしい。おそらくプロトタイプ(試作品)的なものだろう。

問題は、風呂やキッチンが住宅建築では一番お金のかかるところなので、このプロトタイプでは住宅と言えるかわからないが、金額が安いというのは大きなメリットがある。

知っての通り日本は地震大国であり、首都直下型地震や東海・東南海地震などは「必ず起こる」。これは断言できる。問題は「いつ?」である。

 

日本での平均住宅ローン開始年齢は約40歳らしい。そして住宅ローンの平均完済年齢はなんと約75歳。35年の不動産担保ローン(住宅ローン)を組む。

35年の間に、大地震が起きない保証はない。これは大きなリスクである。

なぜなら、建築基準法では小規模の地震には損傷がないよう、そして大地震に対しては「倒壊しない程度に損傷を許容しつつ、住民の生命を守る」という目的に設計するよう定められているからだ。

つまり、大地震では、家は壊れる。

1981年、新耐震設計法が施行され、最大のポイントは地震力が2倍以上に設定された。何がきっかけで新耐震設計法が制定されたのかは忘れてしまったが、とにかく旧耐震設計法ではバンバンに家が倒壊したそうで、個人的に私は1981年以前の建物には住まない様に知り合いには勧めている。旧耐震設計法で設計された建物よりも圧倒的に強くなったが、損傷はする。なぜなら全く損傷しない住宅は計算上では可能であるが、構造部材が巨大になりすぎ、現実的(経済的)でないからだ。

東日本大震災で、多くの方が被災した。最大の問題は、住宅ローンの途中で家が被災し、住めなくなること。私の記憶が確かならば、確か、当時の政府は被災した人向けに、住宅ローンなどの政府保証を2倍にして、金融機関に被災した人が住宅ローンをもう一度組める様にしたと記憶している。

2重の住宅ローン。無理ゲーである。

結局のところ、いつ来るかわからないが、絶対に来る大地震にたいしては、ローン金額を少なくし、ローン期間を短くする(例えばマイカーローンと同じ様な5年程度にする)ことで人生のリスクを下げることしかない。

極小で激短住宅ローンは正義である

 

2 小さいということは正義である。

地震力というものは、建物の自重に比例して強くなる。当たり前のことだが、重たいものを横にふれば慣性力がより強く働き、動き続ける力が強くなる。

一般的に言えることだが、小さい、ということは軽く強いということ。

木造・鉄骨・鉄筋コンクリート造で自重は変わってくるが、一般的に小さいということは軽い、そして、耐震壁同士が近く剛性が強い。

3Dプリンターで作る小型住宅は恐らく、無筋コンクリート(鉄筋が入っていないコンクリート)であろう。一見矛盾してしまうが、重たいコンクリート構造の方が、剛性が高く、揺れには強い。

これは構造計算上で、一般的にコンクリート構造は木造や鉄骨構造に比べて断面2時モーメントが大きくなり、「曲げに対する曲がりにくさ」が大きくなる。これは、台風や突風に対して非常に強く、台風時のブンブンと壁が揺れたりする現象がなくなる。

地震などに対する強さは、これは実際に時刻歴応答解析や立体FEM解析、もしくは実物大振動実験をしてみないとわからないのではないかと思う。なぜなら、圧縮側の計算はできるが構造計算ではコンクリートの引っ張り応力はあまりに小さく一般の構造計算では無視するからだ。

ただ、サイズが小さく、壁で一体型になった写真の様なカプセル型の構造であれば、かなり強いのではないかと思う。

 

3 実は住宅全体は35年耐えうるものではない。

知らない方も多いかもしれないが、実は35年の住宅ローンを組んだところで、家全体は35年も持ちません。

実際、配管等の設計耐用年数は10−12年。まぁよく持って15年もすれば水道から水漏れ、汚水管が割れたとか何かメンテナンスが必要になります。

外壁の塗装も必要。今ってサイディングが多いのかな?もしくはガルバニウム鋼板だろうか?サイディングなどは40年という設計耐用年数が設定されているが、実は塗装の耐用年数は一般的に10年程度です。設計耐用年数というのは、あくまで適切にメンテナンスをして、これだけ持つというものなので、放置して40年持つというものではないのです。

屋根の設計耐用年数だって、ルーフィング(瓦とかスレートと屋根の間に敷いてある防水層)が30年。スレート屋根の耐用年数が30年。瓦が30−40年。でもどのみちルーフィングの寿命が30年なので、まぁそのあたりで大規模屋根メンテが必要になります。

つまり、30年か35年したら結構大規模メンテが必要になるということなのです。

75歳にローンを完済してから、そんな元気がありますか?ということなんですよね。

仮に車を買うと同じくらいの価格に抑えることができれば、メンテの時期に全交換、施工時間も24時間らしいので、2日程度ホテルに泊まっている間に新しい家の完成みたいなこともできるので、老後も安心ってところでしょうか。車みたいな感覚ですね。

 

小型コンクリート構造なので、通常より厚めの断熱な必須。

コンクリートってのは、熱伝導率が高いので、断熱工事をしなかった場合、夏は激アツ、冬は激サムとなります。

昔、安藤忠雄という建築家がいまして、その人の設計する打ちっぱなしコンクリートの建築物は、断熱がほとんどなく、激アツ・激サムだという話を聞いたことがあります。

断熱性能を極限まで上げても、そんなに費用はかからないでしょうから、その後の冷暖房効率が格段に上がり、コストメリットは出るのではないかと思います。

 

ちょっと考えてみても、3Dプリンターの住宅って地震・台風の天災大国日本にとっては、最適な住居なのかもしれないと私は考えています。

面白いですねぇ。試してみたいなぁと思います。

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