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3Dプリンター住宅 まだ技術革新が必要

3Dプリンター住宅 まだ技術革新が必要

先日のブログで3Dプリンター住宅についてちょっと書いてみたが、最近ニュースでも取り上げられているようだ。

やはり3Dプリンター住宅の日本での二台巨頭は先発のセレンディックスと後発の大林組か。

兎角、3Dプリンター住宅でググってみると、「3Dプリンター住宅のメリット・デメリット」とそんな感じのまとめサイトがよくヒットする。まぁ何だかこれただの素人ブロガーが書いているような薄っぺらな内容ではないか?と思う様な記事ばかり。不動産屋が書いているようなブログでも「3Dプリンター住宅のメリットデメリット」などがあるが、不動産屋は宅建免許だけ持っていれば開業できるので、建築士の様な建築基準法や設計や建築構造・工法、材料工学についてしっかりと学んだ者ではない。だから結構薄い内容の記事が溢れてしまっている気がする。

先日の記事

3Dプリンターの家 住宅ローンから世界は脱却できるか?

続 3Dプリンターの家 住宅ローンから世界は脱却できるか?

 

3Dプリンター住宅のメリットは非常に多いと思う。

  1. ほぼ一体型壁式コンクリートの様な構造なので、耐震性に強い(と思われる)。そして、特に剛性が高いので台風などの暴風時に揺れない。静か。是、無筋コンクリート構造なので耐震性の評価については建築基準法に合致しない特殊な建築工法に必要な国土交通大臣認定が必要なのでハードルは高い。
  2. 工期が短くコストが安い(量産すれば)。
  3. 住宅の標準化が可能。

日本は地震大国であり、津波、台風、などの天災大国である。だから、ヨーロッパの様にレンガ造りとか組積造(石を積み上げて作る工法)は住宅には認められていない。

それどころか、建築基準法の目的は、「中小地震には損傷なく、大地震時には損傷を許容しつつ建物の倒壊を防ぎ、居住者の生命を守る」というものである。だから、家は壊れる。しかし、倒壊はしない。

その倒壊はしないというものが、ポイントで、倒壊はしないというのは、家の下敷きになって生命が奪われることがないことであって、倒壊はしなくても、その家で積み続けることができるわけではない。

大地震は必ず来る。

その時に、何千万円かけた家が一瞬で壊れると、建てたばかりの家が壊れて、30年の住宅ローンだけ残る。

 

 

 

個人的に一番メリットが大きいのではないかと思うのは、住宅の標準化ではないか?

日本では色々な大工さんや地域の工務店、大手ハウスメーカから大手ゼネコンまで様々な「建築屋」が存在する。

本当に技術のある会社から、全く技術のない欠陥住宅ばかり作る会社、これもまた魑魅魍魎の世界である。

3Dプリンター住宅であれば、現場でプリントするのか、工場で一括プリントするのかは、今後技術の進歩でどう分岐するかが楽しみな面でもあるのだが、少なくとも、標準化されるだろう。同じ原料、同じ工法、同じデザイン、そういったものを量産してスケールメリットを活かしてコストを削減する方向に動くと思うので、少なくとも、技術レベル、工法、そういったものは標準化され、多少の優劣はあるものの、欠陥住宅というものは無くなるのではないかと思う。(少なくなるかな?)

 

3Dプリンター住宅のデメリットは何だろうなぁ?

  1. 設計の自由度が低い。
  2. 建築基準法に準拠していない。(しない可能性があるのではなく、現段階では準拠していません。無筋コンクリート工法は認められていない)
  3. 現段階では比較的小規模のものしかない。
  4. 基礎に金がかかりそう。(地盤状態によっては杭打ち基礎も必要か?基礎も一体型で3Dプリントできないものか?)
  5. 構造計算を可能にするための技術革新が必要。 

 

今の所、まだ実用化には至っていないので、今後の技術革新に期待。

面白いのは、セレンディックスと大林組が全く異なる理念のもとに3Dプリンター住宅を開発しているという点。

セレンディックス「世の中から住宅ローンをなくす」

大林組「無人で建設可能な新技術の開発。将来的な宇宙基地建設などに応用したい」

 

まぁ、大手ゼネコンは安くは作らないよねぇ〜、価格競争には持って行きたくないはず。片や、セレンディックスは、現在の家の価格は高すぎる。30年ローンなんて今の不確実な時代に誰が払えるのだ?新技術でみんなが車の様に買える住宅を作りたい。住宅の民主化ってやつかね。

現時点では、大林組が繊維配合コンクリートを開発したことにより、大臣認定をとったことから一歩実用化にリードしている。

しかし、私個人的には、昔、建築の構造設計士だった経験からも、是非セレンディックスを応援したいと思う。

ヨーロッパに住めばわかるが、地震もない、台風もない。資産が破壊されるリスクの低い国というのは、素晴らしいと思った。日本では、資産が一瞬にして灰塵に帰すリスクがある以上、リスク資産に一発人生ぶち込み投資はしない方が賢明である。だから、セレンディックスの理念はこの国の環境に合致しているのではないかと思う。

 

もう一点、日本では引き違い窓はやめた方がいいなぁと思う。ヨーロッパの窓の様な仕様を使った方がよいのではないか?

断熱性と気密性に優れた仕様で、窓を閉める時、ノブでぐっと回し閉めることで窓を完全に密閉する。さらに、熱損失の多いサッシ部分は熱伝導率の低いプラスチックでコーティングされており、非常に断熱性が高くエアコン効率が高くなる。

日本の引き違い窓の場合、とにかく機密性が低い。断熱性能も激低い。最悪なのは、サッシ部分がアルミで剥き出しのため、冬は結露するし、とにかくサッシ部分がキンキンに冷たくなるので寒い。

台風やちょっとした強風時、引き違い窓はその性質上、気密性が極めて低く、サッシと窓の隙間から、隙間風を感じる。これはやめた方がいい。。。でも、なぜこればかりなのだろうか?

網戸の問題か。新しいものは受け入れられにくいということなのだろうか。

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